高松産ごじまん品とは?

A persimmon

甘熟

秋の光にたっぷり熟れる。
どっしりした幸せな果実です。
心をぽっと温かくする甘いなつかしさ、
夕陽をかじったような幸福感をどうぞ。

健康ごじまん

「柿が赤くなれば、医者が青くなる」といわれるほど、栄養価の高い果物。ビタミンや食物繊維、カロテン、ミネラルなども多く含み、特にビタミンCは、1個で1日の目標摂取量をほぼ満たすほど豊富です。そのため、免疫力を高め、ガン予防や老化予防、美肌効果もあると言われています。悪酔いを防ぐ効果もあり、二日酔いにもおすすめします。

ごじまん豆知識

日本原産で、16世紀頃ポルトガル人によってヨーロッパに渡り、やがてアメリカ大陸に広がったといわれています。現在は「KAKI」と呼ばれ、世界中の人々に愛されています。香川県では、高松市の香川地区を中心に、品質のよい富有柿などが栽培され、高い評価を得ています。早生種も多く9月から12月まで、秋を代表する果物です。

つやがあって形が整っているものを選びましょう。ビニール袋に入れて冷蔵庫に入れると、1週間くらいは日持ちします。完熟した甘柿を冷凍庫に入れて、シャーベットにするのもおすすめです。

ごじまんポイント

栽培地域
香川地区
出荷時期
9月~12月
生産量
140トン(H26実績)

ごじまん品キャラ

秋野カキ

高松ごじまん人

穴吹 隆明

さん(香南町在住)

栽培歴
34年
作付面積
約80アール

地域一帯で柿の栽培が始まったのは明治時代。わが家の柿づくりも、わたしで三代目です。本格的に取り組むようになったのは、昭和48年の香南開拓パイロットの主幹作物に柿が選ばれてから。それ以来、みなが力を合わせ、かん水・摘蕾・摘果をしっかりと行い、大玉の富有柿を実らせてきました。防除なども日を決めて一斉に行うので管理も行き届き、みなさんに安心して味わっていただけます。ここの柿は、見た目に比べズッシリと重量があり、味は濃くたっぷりと甘いのが特長です。富有柿の収穫は11月上旬から12月中頃、9月末から収穫が始まる早秋や太秋といった新たな品種の柿も栽培され、高松はもとより大阪・東京市場などにも出荷されています。デザートにはもちろん、サラダなどにもどんどんお使いください。

ごじまん品種ガイド 早秋柿(そうしゅうがき)

早秋柿は富有柿などと比べて1ヵ月以上早く旬を迎え、一番早い甘柿として味わうことができる極早生の品種です。 9月下旬頃から収穫できる完全甘柿で、果実の大きさは250gほど。扁平で四角い形をしています。 熟すと鮮やかな濃いオレンジ色になり、肉質はやや軟らかく果汁が多く、糖度も14度から15度ほどになります。

太秋柿(たいしゅうがき)

太秋柿は、平成6年に登録された新しい品種で、今までの柿にはない、ナシに似たサクサクした食感が特徴です。 一般的な柿の品種より大玉サイズで、糖度が高く、果汁も豊富。中身が熟すのが、果皮の着色より早く、外観に緑色が残っていてもおいしく食べられます。 あえて早めに収穫し、「新食感の甘さと食感を持つ青い柿」として出荷している地域もあります。

富有柿(ふゆうがき)

味・色ともに甘柿の王様と呼ばれている富有柿。 香川県産富有柿の歴史は、今から100年以上前、富有柿の原木が移植されたことから始まりました。 高松市では香川・香南地区を中心に品質のよい富有柿が栽培され、高い評価を得ています。

袋掛け富有柿(ふゆうがき)

一つ一つ丁寧に袋掛けされた富有柿は、直射日光を避け外霜や害虫から守られ、12月初旬までゆっくりと成長します。一般のものよりも長く樹上で育てられた柿は、甘みがとても強く、大玉です。 旬は12月上旬からお正月頃。形や色合いの美しい贈答用として重宝されています。